脳内妄想にて問題発生。
ラダマンティスがバレンタインへの思いを自覚してもまだ動かない、かと言って拒否するでもなく「保留」の態度しかとらない。何パターンか試したけど、自分の脳みそなのに思うように動いてくれない!初号機に乗ったシンジ君並に「動いて動いて動いてよ!」と念じるも無駄、何でや!
何でか理由を考えてみた。たぶん、ラダマンティスがくそ真面目な冥闘士だからだと思う。
普段冥界の中で人を裁いたり罰を与える仕事をしていて、その中にはきっと痴情の縺れとかで罪を犯した人もいっぱい居たりするわけだよ。
今までそれを愚かだと切り捨ててきて、愛だの恋だのそんなものしょせん利己的な欲望に過ぎないとか何とか思ってたんだ。
自分たちはハーデスたまに選ばれた特別な存在であり、人の罪を裁く立場である以上決して過ちを犯してはならないと己を律しているせいもある。
おいおい、ギリシア神話の世界でそんなこと気にすんなし!と言いたいけど、棚上げできない性格なんだ。尊い。
そんな自分の性格を自覚しているから誰かから「好き」なんて言われても困るし、何より自分みたいな人間が誰かを喜ばすことなんかできないとラダマンティスは本気で思ってるんだ。
おいおい、そんなことないよ、日常の中にあるラダマンティスのバレンタインに対するさりげない気遣いや感謝の言葉に、バレンタインも笑顔で喜んでるよ!それを見てお前も嬉しくなってるくせに!ちっとは自覚しろよ!と思わず自分の脳みそにツッコミを入れてしまった。まったく夜のテンションは恐ろしい。
てな感じで、変に期待もさせたくないし、普通なら即刻断るんだけど、なぜかバレンタインに対しては拒否の言葉が出てこない。
何かしてやる自信はないけど、でもでも今の関係が崩れるのは嫌だから。
出てこないのはある意味バレンタインが特別だからだ!しかし逆に性質が悪い!!
ラダマンティス、なんという罪な男。
「俺も好きだ」なんて台詞がラダマンティスの口から出てくることはない。
なので代わりの台詞を考えてみた。
「一生俺に仕えろ」?いや「一生俺の側にいろ」これだな、これ以外ない。
部下としてなのか、特別な存在としてなのかはあえてボカす。
たぶんバレンタインにとっても一番嬉しい言葉だと思う。
うおおおおお、たどり着いたかハッピーエンドルート!?
しかしここで新たな問題に気づく・・・・・エロシーンが、ない!!!!!
おいおいちょっと待ってくれ、エロは私の原動力なのにエロがないなんて・・・ないなんて・・・はっ!よく考えたらバレンタインにとっても生殺しじゃないのか?
初めは喜んでも、時間が経つにつれて辛くならないか?
だって好意を伝えても何も応えてくれず、どれだけ尽くしても見返りはないんだぜ?しかし側にはいろとか、なんだこの理不尽、泣くしかない。
これはもはや恋人でなくて奴隷だ、愛ではなくて信仰だ。
あー・・・昔の日記にも書いたなこの展開。
そうか、やっと分かった。うちのバレラダにエロ展開を持ち込もうとすると、バレンタインが暴走、または病んデレ化する。
正統派なシリアス調バレラダを目指すなら、エロを入れてはいけない、いけなんだ。
何だよ何だよ、ラダカノラダなんか両者とも利己的自己中思いやりなし三食SEX付きで成り立ってるのに、何でバレラダはこんなにも尊いんだよ!
ラダマンティスの性格を考え直すか、ピュア展開を諦めてヤンデレバレンタインを受け入れるか、こないだのゴキブリ話みたいなコメディ系にするか。
はぁ、だからうだうだ言ってないで実際書いてみろって話ですよね。
ちくしょおおおおお書ければ苦労しないんだ!うだうだー!